paiza株式会社は、ITエンジニア向け転職・就職・学習プラットフォーム「paiza」の登録者を対象に、「プログラミング言語に関する調査(2024年版)」を実施し、その結果を発表しました。この調査は、国内のITエンジニアやプログラミング学習者の動向を把握するためのもので、企業の採用戦略や個人の学習計画に役立つ情報を提供しています。
提示年収が高いプログラミング言語ランキング
- Go:711万円
- TypeScript:698万円
- Scala:680万円
このランキングは、2023年と2024年に「paiza転職」に掲載された求人票に記載された年収を言語別に集計し、平均値を算出したものです。上位3言語は昨年と同様の順位を維持しており、特にTypeScriptは大規模システムでの採用が進んでいることが高年収の要因と考えられます。
転職市場での「穴場」プログラミング言語ランキング
- Kotlin
- Swift
- Go
このランキングは、2024年に「paiza転職」に掲載された求人票数を、同サービス経由での応募者数で割った「スキル需要指数」に基づいています。KotlinやSwiftはモバイルアプリ開発での需要が高まっている一方、応募者が比較的少ないため、転職活動において競争が少ない「穴場」とされています。
社会人に人気のプログラミング言語ランキング
- Python
- Java
- JavaScript
このランキングは、2020年から2024年にかけて社会人会員が受験した「paizaスキルチェック」のユニークユーザー数を言語別に集計したものです。PythonはAI開発やデータ分析での需要増加に伴い、引き続き高い人気を誇っています。また、JavaScriptはフロントエンドおよびバックエンド開発での汎用性の高さから、順位を上げています。
学生に人気のプログラミング言語ランキング
- Python
- Java
- C
このランキングは、2020年から2024年にかけて学生会員が受験した「paizaスキルチェック」のユニークユーザー数を言語別に集計したものです。C言語はシステム開発の基礎として多くの情報系学部で教えられており、PythonはAIや機械学習の分野での需要から学生からの人気が高いとされています。
全体の考察
2024年の調査では、全言語平均で提示年収が前年比約10万円上昇しました。社会人の学習人気では、PythonとJavaが引き続きトップを占めており、AI開発やデータ分析のトレンドが反映されています。学生の学習言語では、C言語が基礎教育として根強い人気を持ち、Pythonも引き続き高い人気を維持しています。
参考プレスリリース